【丸井グループ】テナントさま向けの研修事例

ColumnwwP実行委員会参画企業の取組事例紹介

【丸井グループ】テナントさま向けの研修事例

丸井グループは、“すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創る”ことをミッションに掲げています。その実現のために、LGBTQ研修やユニバーサルマナー検定受講をすすめ、性的マイノリティの方々や高齢者、障がいのある方々などすべての方に対する理解を深め、取り組みのヒントを得るきっかけにしています。

2016年に自社社員およびテナントさま向けにLGBTQ研修をスタートし、今までに自社社員4442名、テナントさま911名が受講しています。(2020年3月期現在)
テナントさまへの研修は店舗ごとに、自社社員と一緒に、また、テナント店長は集合会議などでそれぞれ受講していただいています。

研修は1回90分のプログラムで行い、LGBTQの基礎知識や、世の中の動きなど基礎知識をお伝えするとともに、丸井グループからの働きかけによってテナントさまと一緒に実施した東京レインボープライドなどの取り組み事例や、それらの事例に対して実際にお客さまからいただいた「丸井グループの決断に拍手!」といった反応を紹介することで、テナントさまの理解促進をはかるとともに一緒に行動を起こせるような働きかけを行っております。

研修の資料は社内で作成しています。特に、事例や社会環境の変化については最新の情報をお伝えできるよう適宜刷新し、翌日からの接客や売り場づくりなどに活かせるよう、日々、社内のメンバーで研究しています。

研修実施後の反響として、実際に東京レインボープライドの期間に合わせて実施している全店の取り組み「プライドウィーク」では、想いに共感していただいたテナントさまのディスプレイにレインボーフラッグを使用いただいたり、レインボーを絡めたメニューをご用意いただくなど、テナントさまと一緒に共感の輪を広げています。

博多マルイテナント店長会議でのLGBTQ研修の様子
(筑紫女学園大学LGBTQ同好会のみなさん参加)

博多マルイでは、例年、九州レインボープライドの時期に合わせて「博多マルイレインボーウィーク」を開催しています。
2019年は、九州レインボープライドでブースを共同企画した筑紫女学園大学のLGBTQ同好会のみなさんに、博多マルイの全テナント店長さま参加の研修にて直接想いをお伝えいただき、期間中はテナントさまと一緒に商品のレインボー包装や展示を行いました。こうした、大学生などの将来世代とともに、LGBTQの啓発・支援を実施しました。