work with Pride 2020
Conferenceカンファレンス
work with Pride 2020
work with Pride 2020は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、検討の結果、初めてのオンラインにて開催しました。初めての試みとして、カンファレンスに先立ち10月25日(日)に、特別企画 for LGBTQ オンラインセミナー「まとめて知りたい!使えるサービスや働きやすい企業のこと」を開催。当事者の方々の「使えるサービスを知りたい」「職場環境・制度が整っている企業を知りたい」という声からwork with Pride実行委員会参画企業の方々をゲストに迎えて実際にLGBTQ当事者が使うことのできるサービスや、企業で導入されている制度について、お話いただきました。
また、第9回目となるwork with Pride 2020カンファレンスは、11月11日(水)、12(木)の2日間「職場におけるEquality 〜コロナ禍の先にある、平等で安心できる環境づくり〜」をテーマに掲げ、オンライン配信にて開催。
1日目は、山本恵子氏をモデレーターにお招きし、ちょうど5年前に同性パートナーシップ制度を導入した渋谷区・世田谷区、 今年9月から開始した京都市の三首長による自治体パネルでは、制度利用状況や課題などを共有いただき、今後は全国の首長ネットワークの開催を目指していこうと前向きな発信をいただきました。
「同性婚に関する経済レポート」の発表では、同性婚がないことによる企業にとっての経済的損失や、諸外国で同性婚法制化がもたらした経済的効果が示されました。
そしてBusiness Insider Japan 統括編集長の浜田敬子氏をモデレーターにお招きした経営者パネルでは、コロナ禍でも積極的にLGBTQ施策を推進した3社の経営層が登壇し、社内外に向けた取り組みを導入する上での難しさと、それを実現するための鍵、更に一歩進めるための工夫などが議論されましたパネルディスカッションを行いました。
また、「PRIDE指標 2020」発表・オンライン表彰式では、2020年という1年を象徴するような、画面上での記念撮影も行いました。
2日目は、今年6月から301人以上の企業などにとって措置義務となった、性的指向・性自認に関するハラスメント「SOGI(ソジ)ハラ」とアウティングに関するゲスト講演をいただき、法制度の詳細説明に加え、企業において具体的にできることを共に学びました。
続いて、「PRIDE指標2020」のベストプラクティス発表と表彰式を行い、受賞企業KDDI株式会社、株式会社チェリオコーポレーション、株式会社プラップジャパンの3社それぞれから、取り組みについてお話いただき、原点となるアイデアやその背景にある思いをプレゼンテーションしていただきました。その後モデレーターを含めて4人の働く当事者が登壇した当事者パネル。年齢もセクシュアリティも違うそれぞれの当事者により、多様な意見が交わされました。
最後にスペシャルセッションとして、日経ビジネス 村上富美氏を聞き手役にお招きし、台湾 IT担当大臣であり当事者でもあると公言している オードリー・タン氏に登壇いただき、ご自身の幼少期からのパーソナルストーリーにはじまり、台湾で同性婚法制化が 実現するに至る社会環境の変化、コロナ禍を経験した世界が多様性をどのように受け止めていくかについての将来展望まで、語っていただきました。