【パナソニック】職場懇談会での学び&風土醸成
ColumnwwP実行委員会参画企業による取組事例紹介
【パナソニック】職場懇談会での学び&風土醸成
パナソニックでは、毎月1回、部や課単位の各職場で1時間の枠をそれぞれに設定し、職場懇談会を実施しています。この1時間は就業時間内として就業認定しており、管理職、組合員を問わず、職場メンバーが全員参加することを推奨しています。
この職場懇談会の目的としては、職場風土の向上であり、業務とは関係なく、テーマを上げて職位に関係なく意見交換することで、各職場のメンバーのコミュニケーションが活発になることを目指しており、会社が全員の飲み物代を負担し、コーヒー等を飲みながら和やかな雰囲気で、実施しています。
職場懇談会は、部署により様々ですが、10人〜30人ほどの規模で実施され、任命された社員がファシリテートする形で会が進めてられています。
話すテーマとしては、職場の5S、レクリエーション内容、趣味の共有、職場での困りごと等様々ですが、パナソニックでは、7月を多様性推進月間として設定しており、この月の職場懇談会は特に多様性をテーマにして職場懇談会を実施するように、人事通達を発行しています。
また、多様性をテーマにするにあたり、社内イントラサイトにて、コンテンツの1つとしてLGBTQについての基礎知識を学ぶ動画を誰でもいつでも見ることが出来るように掲載しています。これはLGBTQを理解するためのものであり、LGBTQの当事者が、自分達の周りにいて当たり前であるという現実を認識し、そして受け入れていく風土にしていくことが大切であることを発信しています。(動画は独自でNPO法人と連携して制作した、20分間の動画を使用していますが、使用される動画は、インターネット上に掲載されている動画でもよいと思います。)
この動画を全員で観た後は、動画を見て、初めて知ったことや、気付いたことについて意見交換し、例えば、飲み会の時にLGBTQに関する発言に気をつけ、発言されていることに気付いた人は躊躇なく注意するなど、職場でこれから実践していくことについて決めて、職場懇談会を終了としています。
参加した社員からは、「今まで知らなかったことを知った」、「職場メンバーの考えていること、人となりを改めて知った」、「今日から変えていこうと思った」などの意見が上がっています。