PRIDE指標とは

PRIDE IndexPRIDE指標とは

PRIDE指標について

work with Pride(以下、wwP)は、2016年に日本初の職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ+)への取組みの評価指標「PRIDE指標」を策定しました。
2017年には、取組みの範囲やレベルをより具体的に知ることができるように各指標内に評価項目を細分化。第4回目を迎える本年度の『PRIDE指標2019』では、応募企業の達成度の高い項目の加点方法を見直し、『PRIDE指標2021』、『PRIDE指標2023』については、さらなる取り組みの領域を広げていただくため、さらに加点方法を見直しました。
また、2021年、日本社会でのLGBTQ+に関する理解促進 や権利擁護において、企業や団体が果たす役割や存在感が増していることも視野に入れ、国・自治体・学術機関・NPO/ NGOなどとの、セクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー」認定を新設しました。

「PRIDE指標2024」全文
「PRIDE指標2024」/2024年度「レインボー認定」応募要項

「PRIDE指標」の募集・選考・評価 には、work with Pride 実行委員会は関わりません。一般社団法人work with Pride内にPRIDE指標事務局を設け独立して行います。

指標策定の経緯について

wwPは2011年より、企業などの団体において、LGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着の支援を目的としたセミナーを開催してまいりました。2015年に、work with Pride 2015を開催した際、問題の更なる認知と制度の定着を目指し、海外で先行例がある企業・団体の取り組み評価指標の企画を発表したところ、多くの方に賛同いただきました。
そこで、2015年12月に24の企業・団体有志に参加いただき、ワーキング・グループを立ち上げ、指標案の検討を行い、2016年6月、策定に至りました。

指標の目的

wwPが目指す「企業・団体等の枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現する」ために、以下の目的で本指標を活用することを考えています。

  1. 企業等に、LGBTQ+が働きやすい職場の要件を認識いただき、社内施策を推進するためのガイドラインとして活用いただくこと。
  2. 毎年、本指標に対する企業等の取組み状況や取組み事例を募集し、優れた企業を表彰することで、LGBTQ+が働きやすい職場づくりを応援すること。
  3. 募集した取組み事例の中から、ベストプラクティスを可能な範囲で公開して、LGBTQ+が働きやすい職場づくりの定着状況や具体的な方法を、広く社会に認識いただくこと。

 

本指標の名称は、LGBTQ+の人々が誇りを持って働ける職場の実現を目指して、「PRIDE指標」といたしました。5つの評価指標の名称も、PRIDEの各文字に合わせて、

  1. Policy (行動宣言)
  2. Representation (当事者コミュニティ)
  3. Inspiration (啓発活動)
  4. Development (人事制度・プログラム)
  5. Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)

としています。

各指標の趣旨

 

<Policy: 行動宣言>

企業や団体の中の一部の人が取り組むのではなく、全体で取り組む課題であることを社内外に理解してもらうことが重要と考え、設定しています。

<Representation: 当事者コミュニティ>

社内に当事者コミュニティや相談窓口があることで、当事者は同じ悩みを共有したり、適切な専門家へ相談したりすることができます。また、一人では伝えづらいような職場環境に関する要望も、コミュニティとして人事部等に伝えることができるという観点から、設定しています。

<Inspiration: 啓発活動>

LGBTQ+に対する理解が進むことで、差別的取り扱いがなくなり、LGBTQ+の社員もLGBTQ+でない社員も気持ちよく働ける職場環境を整えていくことが重要と考え、本指標を設定しています。

<Development: 人事制度、プログラム>

LGBTQの社員も、LGBTQ+でない社員と同等の取り扱いとなるような対応、またトランスジェンダーの社員向け対応を、福利厚生等の整備により出来る範囲から実施していくことが重要であると考え、設定しています。

<Engagement/Empowerment: 社会貢献・渉外活動>

LGBTQ+が暮らしやすい社会を実現するために、企業は、社内の施策だけでなく、他社、NGO/NPO、行政等、様々なステークホルダーと連携して行動を起こすことが重要であり、社会への大きな効果を期待することができます。このことから本指標を設定しています。

本指標の引用・営業活動への利用について

<指標の参照・引用の場合>

出典:work with Pride PRIDE指標
を明示の上、参照、引用ください。

<企業内での(チェックリスト等としての)活用の場合>

出典:work with Pride PRIDE指標
を明示の上、企業・団体内でご活用ください。

<指標の解説書発行・セミナー開催等、その他の場合>

事前に問い合わせページから必ずご一報ください。

 

 

2024/02/09